動物自然療法とは

Beautiful dog and a small cat are sitting on a soft white pillow. A kitten and a puppy together at home. Cozy home concept

自然療法とは、動物が本来持っている自然治癒力を向上させることにより、病気の治癒、症状の改善、さらには予防をも目指す治療法です。

多くの薬を使う治療が一般的な日本では、自然療法はまだ何か特別な療法というイメージが強く、「興味はあるけれどよくわからない」「本当に効果があるのだろうか」「怪しい気がする」などの印象を持たれがちですが、ドイツでは長い実績を持ち、エヴィデンスに基づいた科学的治療法として認められています。

自然療法は医療の中の一つの選択肢として、単独でまたは一般治療との併用で多くの症例に用いられ、高い効果を上げています。一般薬の投与を徐々に減らしたり、長い期間ステロイドなどの一般薬を摂っている場合のデトックスなども治療の目的の一つです。

また、自然療法はターミナルケア(末期医療)にもとても効果があります。自然療法によって痛みや苦しみが改善され、大切なペットも飼い主様も穏やかな残りの日々を過ごすことが可能になり、さらにそれが余命の延長にも繋がります。

【組織細胞療法】

組織細胞療法の画像・動物病院の診察室にいるゴールデンレトリバー

再生療法、免疫療法の先を行く、全ての疾患に対応できる画期的な療法がドイツ組織細胞療法です。

組織細胞療法は一種の再生療法とも言えますが、現在日本で行われている動物のための再生療法と比べると、注射と補佐としての内服のみで治療が進められるため、動物と飼い主様への負担が少ないこと、その反面大変高い効果が立証されていることが特徴です。

組織細胞療法の画像・ジャーマンシェパードのシルエットを主要臓器や骨格の図で取り囲んでいる画像

細胞剤の主成分はサイトプラズマ(細胞質)、しかも殆どの固形成分を取り除いた細胞基質です。細胞基質が新しく分化する細胞に与える多くの情報を持っているということが証明されています。

疾患というものは、細胞分裂時に何かの原因でダメージを受けた新しい(間違った情報を持つ)細胞が出来てしまい、その間違った細胞がまた分裂していってどんどん増えることによって、いわゆる「疾患」が成立し、症状が出てきます。
組織細胞剤はその間違った細胞に入り込み、DNAレベルで次の分裂時に間違った情報を与えることを防ぎ、元の正しい情報を与え、正常な分裂を促します。
それによって間違った細胞群が減少して行き、疾患が回復して行くわけです。
これが簡単に言う細胞剤の治療メカニズムです。

もっと簡単に言うと、新鮮な組織の細胞を注入(点滴、皮下注)することにより、ダメージを受けている器官の機能を改善、再生します。つまり心臓は心臓を治す、腎臓は腎臓を治す。いわゆるミニ臓器移植をイメージしていただくと理解しやすいかもしれません。

組織細胞療法の適応疾患

ドイツ組織細胞療法薬のアンプルの画像

様々な慢性内科疾患(心疾患、肝不全、腎不全、膵炎など)、老齢疾患、悪性腫瘍、運動器系疾患、免疫疾患、癲癇、貧血、口内炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自己免疫疾患、食欲不振、炎症性腸疾患(IBD)、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、白内障、 また不治とされている難病などへの効果も期待出来ます。 全身の抵抗力が高まることで一般状態が大きく改善するため、末期患者のQOLの維持・改善にも役立ちます。

【ホモトキシコロジー】

ホモトキシコロジーの創始者であるレッケヴェック博士の見解によると、 「病気は身体の有効な防衛メカニズムとみなされており、また外部から摂取される、もしくは自らの代謝によって発生する有害物質の蓄積によって発生する」とされています。 ホモトキシコロジーで用いられる薬剤はホメオパシーの混合レメディですが、西洋医学の薬剤と同様に症状に応じて投与する事ができるため、現在ドイツでは広く行われている動物自然療法のひとつです。 治療法は注射のほか、錠剤、液剤などの投与となります。

【バイオインフォメーションセラピー (BIT)】

バイオインフォメーションセラピー機器

バイオインフォメーション療法はレーザー療法、磁気療法のもう一歩先を進んだ療法です。 多くの研究によって、全ての生物(植物も含む)は常に独自の電磁波(振動エネルギー)を発しているという事が証明されています。そして、体内の化学反応はその電磁波(インフォメーションを含む、または運んでいる)にコントロールされており、 多くの疾患は、間違ったインフォメーションの伝達によって引き起こされた、体内の異常な化学反応が原因となっています。 そのため、この療法では特別な器械を使い、間違って伝えられたインフォメーションを中和したり、また薬物のインフォメーションを体内に引き入れる事により疾患を治療します。

【磁気・レーザー療法】

磁気療法

生体に磁界を適用することによって、血管の拡張、または収縮がもたらされるので、磁気療法はペイン療法、血行を良くするための療法として多く用いられます。 また、傷の回復障害、関節症、浮腫、骨折の補助治療、代謝障害などの場合に大きな効果が見られます。

レーザー療法

レーザー線は散乱することのない、非常に高いエネルギー密度を伴う一つの波長から成り立っています。 これが医学療法で用いられる場合、レーザー線が組織に照射されるということは、生命の最小単位である細胞が、外からのエネルギー供給によって最高の能力にまで活性化されるということです。 したがって、レーザー療法は早く、質の良い傷の回復のためなどに多く用いられています。 患者にとって、レーザー療法はまったく無痛なので、今日では多くの鍼治療者がハリの代わりにレーザーを使用するようになってきています。 治療に用いられるレーザーは、低出力レーザー(ソフトレーザー)です。

【その他のドイツ動物自然療法】

  • クラシカルホメオパシー
  • 植物療法(メディカルハーブ)
  • バッチフラワー療法
  • 自家血療法
  • シュースラー塩

どんな治療がうちの子には向いているの?とお悩みの場合は、カウンセリングでご相談ください。

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